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自宅家賃を経費にしたら、税金が増えた!?

今日の質問は、
「自宅でも仕事することあるんですけど、家賃を経費にして良いですか」

経費にできますが、気を付けるポイントが3つあります。

1つめが、いくら経費にするかです。
これは自宅のうち、どれくらいを仕事で使っているかですね。
仕事専用の部屋があればその面積分が経費にできます。自宅が店舗や作業場になっていれば、けっこう経費にできますね。
たまに来客があるからリビングの分も経費にしたい!という人がいますが、ちょっと無理でしょう・・・というのが個人的な見解です。

2つめが、持ち家だったら家賃が自分の収入にもなる点です。
会社で払った家賃(経費)は、社長個人の家賃収入となります。
個人事業の場合でも、同じく自分から家賃をもらう感じになります。
事業の経費は増えるけど、同額の不動産収入が増えるということですね。
一見損得ないようですが、追加で不動産の経費を計上できるので、節税にはなります。
家賃収入は確定申告しないといけないので、面倒は増えますね。

3つめが、住宅ローン控除との調整です。
住宅ローン控除を使っている人は、家賃を会社の経費にしないように。
会社の経費にすると、その分は住んでいない(貸している)ということで、住宅ローン控除が使えなくなります。
経費にするより、ローン控除を使った方が得なことが多いです。
これを知らずに、自宅の一部を経費にしてしまい、結局損していたということがあります。

なお、賃貸の場合は会社名義で借りた方が経費にしやすいです。
会社名義で契約して、仕事スペースは通常の家賃に、居住部分は社宅として経費にするのがポイントです。
引っ越す時などに検討してみましょう。

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自己紹介

竹澤 直樹

竹澤 直樹

運営者プロフィール

税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人 社員税理士(役員)WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ 代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任

高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所(現 東京中央税理士法人)で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻(修士)を修了。
2015年税理士登録

趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。

ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ

著書

「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
(かんき出版)

運営会社

会社名
合同会社 ライズアビリティ
代表者名
代表社員 竹澤直樹
住所
埼玉県志木市本町5-23-24 第3本吉ビル4階
法人設立年月日
令和1年6月4日
資本金
100万円