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いくら売れれば返済できる?

今日の質問は、
「いくら売上があれば、赤字にならないか知りたい!」

自分で仕事をする以上、いくら売れば経費をすべて払えて、借入の返済もできるのか知っておく必要がありますね。
会計用語で、「損益分岐点売上」というやつです。

結論から言えば、使う経費以上に売上があれば良いわけです。
経費より売上が多ければ利益が残りますから。

で、ここで問題なのが、経費には毎月決まっている固定費と、売上に比例して増減する変動費があることです。
商品の仕入代金(変動費)は売上に比例しますが、給料や家賃(固定費)は売上に比例せず一定のままです。
固定費だけなら簡単ですが、売上が増えるごとに仕入れも増えるので、いくら売れば良いかはけっこう難しくなります。

と言っても計算式はシンプルで、、
固定費÷粗利益率
で計算ができます。

例えば、
売上 100万円
仕入 60万円(60%)
粗利 40万円(40%)
固定費 100万円
利益 △60万円(赤字)
だったら、
損益分岐点売上は、
100万円(固定費)÷40%(粗利益率)=250万円
となります。

確認のため計算してみると、
売上 250万円
仕入 150万円(60%)
粗利 100万円(40%)
固定費 100万円
利益 0円
となります。

借入金の返済や車のローンなど、経費にならない支払いがある場合は、固定費にプラスして計算しましょう。
借入返済までするには、いくら売れば良いか計算できます。

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自己紹介

竹澤 直樹

竹澤 直樹

運営者プロフィール

税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人 社員税理士(役員)WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ 代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任

高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所(現 東京中央税理士法人)で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻(修士)を修了。
2015年税理士登録

趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。

ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ

著書

「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
(かんき出版)

運営会社

会社名
合同会社 ライズアビリティ
代表者名
代表社員 竹澤直樹
住所
埼玉県志木市本町5-23-24 第3本吉ビル4階
法人設立年月日
令和1年6月4日
資本金
100万円