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- 個人事業主の節税ベスト5 小規模企業共済・iDeCo・青色申告・減価償却・事業用家賃をやさしく解説
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1. 小規模企業共済(将来のためのお金を積み立てながら節税)
個人事業主が使える節税策の中でも、最も効果がわかりやすい制度です。
小規模企業共済は、国の機関(中小機構)が運営する「経営者の退職金制度」のようなもの。
掛金は月1,000円〜7万円で自由に設定でき、支払った全額が所得控除になるため、その分税金が下がります。
例:年間84万円積み立てると、住民税+所得税が10万円以上下がることもあります。
さらに、積立金は将来受け取れるため、節税+資産形成の両立ができるのが最大のメリットです。
2. iDeCo(老後資金を作りながら節税)
iDeCoは、老後資金のために積み立てる私的年金制度です。
掛金は全額所得控除になるため、税負担を下げながら資産を増やせます。
・掛金がそのまま控除
・運用益が非課税
・受け取り時にも控除あり
という三段構えで節税効果が高い制度です。
ただし、原則60歳まで引き出せないため、資金繰りに余裕がある人向けといえます。
3. 青色申告(65万円控除で税金を大幅に減らす)
青色申告は、個人事業主なら絶対に利用してほしい節税策です。
一定の帳簿をつけて電子申告をすると、最大65万円の控除を受けられます。
控除による節税効果は、
・所得税
・住民税
どちらにも影響するため、合計10万円以上税金が下がるケースも多くあります。
さらに、赤字の繰越や家族への給与(青色事業専従者給与)など、追加メリットも多く、長期的に見て最も効果がある制度です。
4. 減価償却(高額なモノを“分割して”経費にする)
パソコン、車、カメラ、機械、備品など、10万円以上の物を購入した場合は「減価償却」という方法で経費にします。
特に自家用車を仕事でも使って経費にする方法は効果があります。
減価償却とは、モノの価値が徐々に減ると考えて、複数年にわけて経費化する仕組みのことです。
例:30万円のパソコン → 3年間に分けて経費
※10万円未満なら即時経費に可能。
※青色申告なら30万円未満の資産を即時経費にできる特例もあります(少額減価償却資産の特例)。
実務では、パソコン・モニター・業務用機器などを購入することで、適切に経費化しながらキャッシュを残す戦略をとる方が多いです。
5. 事業用家賃(最も説明しやすい節税)
レンタルオフィスや事務所の家賃は、全額経費にできます。
特にレンタルオフィスは「仕事で使っている」ことが明確で、税務署への説明も非常にしやすい支出です。
自宅を仕事場として使う場合は、家事按分(生活と仕事の割合分け)が必要になり、税務調査で根拠を問われるケースが多いです。
その点、事業用家賃は全額が事業用として扱えるため、
・税務リスクを減らせる
・集中して作業できる
・郵便物や書類も整理しやすい
というメリットがあります。
まとめ
個人事業主の節税で大切なのは「一時的な節税」より「長く続く節税」です。
今回紹介した5つは、税理士としても自信を持って勧められる制度ばかりです。
・小規模企業共済とiDeCoは将来の資産形成につながる
・青色申告は年単位で大きな節税効果がある
・減価償却は高額な設備を無理なく経費化できる
・事業用家賃は説明が簡単で税務調査にも強い
どれも取り入れやすく、長く事業を続けるほど効果が高まるものばかりです。
無理なく取り組めるところから始めて、資金繰りを安定させていきましょう。
自己紹介
竹澤 直樹
運営者プロフィール
税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人 社員税理士(役員)WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ 代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任
高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所(現 東京中央税理士法人)で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻(修士)を修了。
2015年税理士登録
趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。
著書
「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
(かんき出版)
運営会社
- 会社名
- 合同会社 ライズアビリティ
- 代表者名
- 代表社員 竹澤直樹
- 住所
- 埼玉県志木市本町5-23-24 第3本吉ビル4階
- 法人設立年月日
- 令和1年6月4日
- 資本金
- 100万円