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- なぜ経営者は中古のベンツに乗るのか?
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今日の質問は、
「利益が出たので車買おうと思います。経費にして良いですよね?」
会社のお金で好きな車に乗って、税金も減るなんて最高ですよね。
車を経費にする時のポイントは、固定資産なので減価償却の対象になるということです。
例えば、個人事業主が11月に300万円の車を買っても、そのまま300万円の経費にはなりません。
経費の計算としては、
・新車なら6年乗れる(耐用年数と言います)ので、300万円を6年かけて経費にしていく。つまり年間50万円ずつ経費にする。
・11月に買ったので、今年は2ヵ月分(11月と12月)しか経費にできない。2か月分だと、約8万3千円。
ということで、300万円払ったのに、今年は8万円ちょっとしか経費にならないということになります。
残りは来年以降に経費にできます。
ではどうすればたくさん今年の経費にできるのか?
答えは「中古車を買う!」ですね。
新車で6年乗れる場合、6年間で経費にしますが、中古車で6年前に発売された車だったら、あと6年も乗れないので、もっと短い期間で経費にして良いことになっています。
耐用年数を超える古さの中古車だったら、最短の耐用年数である2年間で減価償却できるので、毎年150万円の経費になり、これを月割りしていくことになります。
法人の場合は定率法という減価償却の計算ができ、1年間で300万円経費にできます。
早めに経費にしたい場合は、中古車にすると良いでしょう。
そのため、節税のためには中古のベンツを買うのが良いなんてことも言われます。
また、車の中にはほとんど値下がりしない(場合によっては値上がりする)車種もあります。
例えば、儲かっている時にフェラーリを買って、赤字の時に売れば税金もコントロールも可能になります。
もちろん、不景気の時はみんなが車を売って現金化するので、中古車市場が暴落するリスクもありますが・・・。
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自己紹介

竹澤 直樹
運営者プロフィール
税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人 社員税理士(役員)WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ 代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任
高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所(現 東京中央税理士法人)で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻(修士)を修了。
2015年税理士登録
趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。

著書
「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
(かんき出版)
運営会社
- 会社名
- 合同会社 ライズアビリティ
- 代表者名
- 代表社員 竹澤直樹
- 住所
- 埼玉県志木市本町5-23-24 第3本吉ビル4階
- 法人設立年月日
- 令和1年6月4日
- 資本金
- 100万円