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小規模事業者の正しい売上目標の立て方 「無理なく続く目標」は逆算で決まる

売上目標を立てたものの、
「結局いつも未達で終わる」
という経験は、多くの小規模事業者が一度は通ります。

これは努力不足ではありません。
税理士として現場を見ていると、目標の立て方そのものが現実に合っていないケースがほとんどです。

今回は、数字が苦手でも実践できる、正しい売上目標の立て方を整理します。


1. 売上目標は「願望」ではなく「計算」で決める

売上目標を
・なんとなく
・去年より多めに
・キリのいい数字
で決めてしまうと、行動につながりません。

正しい売上目標は、
「今の状況から、どこまでなら現実的に伸ばせるか」
を計算して決めるものです。


2. まずは今の売上を正確に把握する

目標設定の出発点は、必ず現状把握です。

・今の月商はいくらか
・年間売上はいくらか
・安定している月と落ちる月はどこか

ここが曖昧なままでは、正しい目標は立てられません。


3. 年間目標は必ず「月」に分解する

例えば、年商1200万円を目指すなら、月100万円です。
ここまで落とすことで、目標が現実の数字になります。

さらに、
「毎月同じか」「波があるか」
も考えておくと、無理のない計画になります。


4. 月の目標は「行動」に落とす

売上目標は、行動に変わって初めて意味を持ちます。

例えば、
・客単価5万円
・月100万円
なら、月20件の契約が必要です。

ここまで分解すれば、
「今日は何をすべきか」
が見えるようになります。


5. 売上目標と利益目標は必ずセットで考える

売上だけを追うと、
・単価を下げる
・忙しいだけ
になりがちです。

目標を立てるときは、
「この売上で、どれだけ残るのか」
も必ず確認しましょう。


6. 目標は少し頑張れば届く数字にする

高すぎる目標は、途中で見なくなります。

おすすめは、
今の売上の1.1〜1.3倍程度
小さな成功を積み重ねた方が、結果的に伸びます。


7. 目標は見直す前提で立てる

目標は一度立てたら終わりではありません。

・毎月の実績とズレていないか
・やり方を変える必要はないか

必要なら修正してOKです。
目標修正は失敗ではなく、調整です。


まとめ

小規模事業者の売上目標は、
気合ではなく設計で決まります。

・現状を把握する
・年→月→行動に分解する
・売上と利益をセットで考える
・無理のない数字にする
・定期的に見直す

この流れで目標を立てれば、
売上目標は「重たい数字」ではなく、
日々の行動を導く道しるべになります。

自己紹介

竹澤 直樹

竹澤 直樹

運営者プロフィール

税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人 社員税理士(役員)WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ 代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任

高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所(現 東京中央税理士法人)で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻(修士)を修了。
2015年税理士登録

趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。

ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ

著書

「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
(かんき出版)

運営会社

会社名
合同会社 ライズアビリティ
代表者名
代表社員 竹澤直樹
住所
埼玉県志木市本町5-23-24 第3本吉ビル4階
法人設立年月日
令和1年6月4日
資本金
100万円