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月商100万円の壁を越えられない理由 頑張っているのに伸び悩む人に共通する構造

「あと少しで月商100万円なのに届かない」
「一度は超えたけど、安定しない」

これは、小規模事業者から非常によく聞く悩みです。
税理士として現場を見ていると、**月商100万円は“能力の壁”ではなく“構造の壁”**だと感じます。

今回は、
なぜ月商100万円の壁を越えられないのか
その理由を整理します。


1. 時間を切り売りするビジネスから抜けられない

月商100万円に届かない多くのケースでは、
「自分が動いた分だけ売上になる」
時間切り売り型のビジネスになっています。

この形では、
・稼働時間に上限がある
・忙しくなるほど余裕がなくなる
・単価を上げにくい
という問題が出てきます。

結果として、
頑張っても売上が頭打ちになります。


2. 単価が低いまま固定されている

月商100万円を越えるには、
「件数」か「単価」のどちらかを変える必要があります。

しかし多くの事業者は、
・値上げが怖い
・断られたくない
という理由で、単価を見直さないまま走り続けます。

実務では、
単価を1割上げただけで、月商100万円を安定して超えた
という例は少なくありません。


3. 売上はあるが、利益が薄い

月商100万円を目指す過程で、
・値下げ
・外注の増加
・広告費の増加
により、利益がほとんど残っていないケースも多いです。

この状態では、
「数字は伸びているのに不安が消えない」
という感覚になります。

売上ではなく、
残るお金を基準に考える視点が欠かせません。


4. 仕事を増やしすぎて判断が遅れている

売上を伸ばそうとして、
・何でも引き受ける
・仕事の幅を広げすぎる
と、判断が遅くなるケースがあります。

結果として、
・本当に伸ばすべき仕事に集中できない
・時間が分散する
状態になります。

月商100万円を越えられない人ほど、
やるべき仕事が絞れていない傾向があります。


5. 数字を見る頻度が少なすぎる

月商100万円を安定して超えている人は、
数字を見る頻度が高いです。

・今月の売上
・客単価
・件数
を、ざっくりでも把握しています。

一方、越えられない人は、
「忙しくて後回し」
になりがちです。

数字を見ないと、
改善の打ち手が見えてきません。


6. 作業環境が成長に追いついていない

売上が伸びる段階では、
・考える時間
・数字を見る時間
・判断する環境
が必要になります。

自宅で作業が分断されていたり、
集中できない環境では、
次のステージに進む判断が遅れます。

実務では、
環境を変えたことで一気に壁を越えたケースも多くあります。


7. 月商100万円を「ゴール」にしている

月商100万円は、あくまで通過点です。
しかしそれを「ゴール」にしてしまうと、
・その先の設計がなくなる
・一時的に達成して満足する
という状態になります。

伸びている人は、
月商100万円の先に
「どういう働き方をしたいか」
を見据えています。


まとめ

月商100万円を越えられない理由は、
努力不足ではありません。

・時間切り売りから抜けられない
・単価を見直していない
・利益を見ていない
・仕事を絞れていない
・数字を見る習慣がない
・環境が追いついていない

この構造を一つずつ見直すことで、
月商100万円は現実的な通過点になります。

自己紹介

竹澤 直樹

竹澤 直樹

運営者プロフィール

税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人 社員税理士(役員)WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ 代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任

高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所(現 東京中央税理士法人)で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻(修士)を修了。
2015年税理士登録

趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。

ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ

著書

「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
(かんき出版)

運営会社

会社名
合同会社 ライズアビリティ
代表者名
代表社員 竹澤直樹
住所
埼玉県志木市本町5-23-24 第3本吉ビル4階
法人設立年月日
令和1年6月4日
資本金
100万円