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税理士が教える!起業1年目に絶対やってはいけない3つのこと

起業1年目は、多くの人にとって“初めてづくし”の期間です。ビジネスモデル、営業、経理、契約、資金管理など、日々の判断の積み重ねが事業の未来を左右します。しかしその一方で、知識不足や経験不足から、気づかないまま大きなリスクを抱えてしまうケースも珍しくありません。ここでは、税理士として多くの起業家を支援してきた経験から、起業1年目に「絶対避けるべき3つのポイント」を解説します。


1. 経理を後回しにすること

多くの起業家が最初にやってしまうのが、経理の先延ばしです。レシートや請求書をつい溜め込み、「時間ができたらまとめてやろう」と考える方が非常に多いのです。しかし、この習慣は後々大きなトラブルを生みます。

経費の記入漏れ、売上の計上漏れ、二重計上など、間違いが起こるのは決まって“まとめて作業する時”。特にレシート紛失による経費漏れは非常に多く、気づかないうちに税金を余分に支払ってしまうことになります。

起業1年目こそ、クラウド会計などを使い、取引が発生したらすぐに記録する「日々の仕組みづくり」が必要です。これだけで経理トラブルの大半は防げます。


2. 固定費を大きくしすぎること

次に注意したいのが、固定費を重くしすぎることです。特に「最初から賃貸オフィスを借りる」ことは、起業1年目の失敗として非常に多く見られます。

賃貸オフィスには、家賃だけでなく、敷金・礼金、光熱費、ネット回線、家具、設備など多くの費用がかかり、売上の有無に関係なく支出が毎月発生します。起業1年目は売上が安定しない期間です。売上ゼロの日もあります。そんな状況の中で高い固定費を抱えてしまうと、資金が一気に減り、事業の継続が難しくなるのです。

だからこそ最初は、レンタルオフィスやバーチャルオフィスを活用し、必要な費用だけに絞る選択が合理的です。無理に固定費を大きくしないことが、事業を長く続けるための大きなポイントです。


3. 相談相手がいないまま独断で進めること

起業1年目で最も危険なのが、「相談相手がいない状態で独学ですべて進めてしまう」ことです。

事業を始めると、開業届、記帳方法、経費の判断、契約、資金繰り、補助金の知識など、初めてのことばかりに直面します。これらをすべて自己判断で行うと、知らないうちに大きなミスを抱え込んでしまいます。

専門家に相談できる環境があるかどうかで、起業1年目の負担は驚くほど変わります。税理士に相談することで、無駄な支出を防げるだけでなく、税務トラブルや申請漏れ、帳簿ミスなどを避けることができます。

特に、法人化のタイミングや補助金の活用などは、専門家がいないと判断が難しい部分です。起業初年度だからこそ「正しい判断ができる環境」を持つことが重要です。


まとめ

起業1年目に避けるべき3つは、

  1. 経理の後回し

  2. 過大な固定費

  3. 相談相手の不在

この3点です。

どれも、知っていれば簡単に避けられるものですが、知らないまま進めると後で大きな損失につながります。事業の成功は、派手な戦略よりも、こうした基本の「つまずきを防ぐこと」で大きく前進します。

税理士が運営するレンタルオフィス+Sでは、起業家が安心してスタートできるよう、環境と相談体制を整えています。起業1年目の不安や疑問があれば、ぜひ一度相談してみてください。

自己紹介

竹澤 直樹

竹澤 直樹

運営者プロフィール

税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人 社員税理士(役員)WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ 代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任

高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所(現 東京中央税理士法人)で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻(修士)を修了。
2015年税理士登録

趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。

ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ

著書

「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
(かんき出版)

運営会社

会社名
合同会社 ライズアビリティ
代表者名
代表社員 竹澤直樹
住所
埼玉県志木市本町5-23-24 第3本吉ビル4階
法人設立年月日
令和1年6月4日
資本金
100万円