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決算月はこう決める!

今日の質問は、
「決算は何月にするのが良いですか」

会社を作ったら年に一回決算をする必要がありますが、決算月は好きな月にできます。

決算月の決める時のポイントは、この3つです。
1.会社を作ってから一年後を決算月にする
 一番ベーシックな方法です。
 決算の処理は大変ですしコストもかかるので、なるべく先延ばしにしたいところです。
 逆に1月10日に会社を作って1月末を決算にするとあっという間に決算を迎えてしまうので、よほどの理由がない限りやめましょう。
 たまに、「1月に会社を作ったから1月決算」と思っている人がいますが、1月に会社を作ったら12月決算にするのが良いでしょう。
 また、会社を作って最初の2年間は消費税を払わないようにできるので、その期間を最大限使うためにも、1年目(1期目)を長くとることが多いです。

2.儲からない時期にする
 決算のために確認することや事務作業が出てくるので、忙しい時期を決算月にするのは避けた方が良いです。
 また決算月が忙しくてたくさん売上があると、税金の予測が難しいです。
 なるべく仕事が落ち着いていて、利益予想もしやすい月を決算月にしましょう。

3.3月や12月を避ける
 これは会計事務所の意見ですが、3月や12月の決算はとても多いです。
 そのため、十分な決算対策をしたりすぐに対応してあげることが難しくなります。
 特に3月決算は、申告書を作成する5月の営業日がGWで少なくなり、会計事務所内は殺気だっています(笑
 決算月を2,4,11月などにしてもらえると、だいぶお客様のために時間が取れるようなりますね。

 決算月は後で変更することもできますので、迷ったらとりあえず会社を作った1年後にしておきましょう。

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自己紹介

竹澤 直樹

竹澤 直樹

運営者プロフィール

税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人 社員税理士(役員)WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ 代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任

高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所(現 東京中央税理士法人)で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻(修士)を修了。
2015年税理士登録

趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。

ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ

著書

「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
(かんき出版)

運営会社

会社名
合同会社 ライズアビリティ
代表者名
代表社員 竹澤直樹
住所
埼玉県志木市本町5-23-24 第3本吉ビル4階
法人設立年月日
令和1年6月4日
資本金
100万円