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300万円以下の副業に大増税!?

令和4年からは「副業の赤字は認めない!」という決まりが出来そうです。
これによって、副業をしている人の税負担が増えることになります。

志木市でレンタルオフィスを運営している税理士の竹澤です。

どういうことかというと、
【現状】
・副業でも開業届など提出していれば、副業は事業所得になる。
・青色申告の特別控除(10万~65万円)が使える
 →65万円経費を増やせるのは大きい!
・家族に給与(事業専従者給与)を払って経費にできる
 →利益がコントロールできる!
・赤字が出たら、給与所得と相殺したり赤字の繰り越しができる
 →給与から引かれた所得税が還付される
ということで、あまり税金を払わない人が多かったです。

それが今年の確定申告からは、
【今後】
・売上300万円以下の場合は、事業所得でなく雑所得にする
・青色申告特別控除は使えない。
・専従者給与もダメ
・赤字が出たら切り捨て(損益通算できない)
となるようです。

この改正は副業(給与所得のある人)が対象なので、給与をもらっていない人には影響しません。

あと、不動産所得も関係ないので、社長が自宅の一部を会社に貸しているようなケースは今まで通りの確定申告で大丈夫です。

まだ案の段階で決定事項ではないですが、これを知らずに事業所得で確定申告して、追徴される人がたくさん出てくると思います。

対象になりそうな方はチェックしておきましょう。

自己紹介

竹澤 直樹

竹澤 直樹

運営者プロフィール

税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人 社員税理士(役員)WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ 代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任

高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所(現 東京中央税理士法人)で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻(修士)を修了。
2015年税理士登録

趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。

ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ

著書

「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
(かんき出版)

運営会社

会社名
合同会社 ライズアビリティ
代表者名
代表社員 竹澤直樹
住所
埼玉県志木市本町5-23-24 第3本吉ビル4階
法人設立年月日
令和1年6月4日
資本金
100万円