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ビジネスサポートブログ
NEW「一人だと、決められないんです」——判断が全部自分に返ってくる働き方
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2026/09/15 00:00
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テーマ: レンタルオフィス
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一人で仕事をするときの最大のコストは、家賃でも設備でもありません。判断を全部自分で引き受けることです。
先日、顧問先の社長とお話ししていて、こんな言葉が出ました。
「一人だと、決められないんですよ。いや、決めるんですけど、これでいいのかがずっとわからない」
独立して数年、事業は動いている方です。売上が立たないという話ではありません。それでも、この言葉が出てきました。
同じことを、別の方からも聞いたことがあります。表現は違いましたが、中身は同じでした。
今回は、税金の話ではなく、この「決められない」について書きます。
■ 会社員時代は、判断が分散していた
会社で働いていたころを思い出してみてください。
何かを決めるとき、自分ひとりで完結していたでしょうか。おそらく違います。上司に相談し、同僚に意見を聞き、他部署に確認を取り、稟議を回していたはずです。
あの手続きは、面倒なものとして記憶されていることが多いと思います。判子をもらうためだけの会議、形式的な決裁。
ただ、あれには機能がありました。自分の判断を、外から検証してもらう仕組みです。
誰かに説明するために資料をまとめる過程で、自分の考えの穴が見えます。上司の一言で、見落としていた前提に気づきます。反対されれば考え直し、通れば「まあ大丈夫だろう」と思える。
独立すると、この仕組みがまるごとなくなります。
■ 三つの負荷
一人で判断を続けることの負荷は、3つに分けられると思っています。
ひとつめは、決められないこと。
判断材料が足りているのかどうかが、自分ではわかりません。「もう少し調べてから」と先送りにしているうちに、機会そのものが消えていく。
ふたつめは、決めたあとも確信が持てないこと。
これが地味に効きます。決断したあとも「あれでよかったのか」と繰り返し考えてしまう。次の仕事に向かうべき時間が、済んだ判断の反芻に使われていきます。
みっつめは、判断の総量が多すぎること。
一人で事業をやっていると、価格設定から使う会計ソフトまで、大小すべての判断が自分に来ます。人間が一日に下せる判断の質には限りがあります。細かい判断で消耗すると、本当に大事な判断のときに力が残っていません。
■ 「誰かに聞く」ことの本当の効用
ここで誤解されやすいのですが、相談することの価値は、正解を教えてもらうことではありません。
私が顧問先とお話ししていて実感するのは、次の3つです。
1. 言葉にする過程で、考えが整理される
「こういう状況で、こうしようと思っているんですが」と説明しようとすると、頭の中でぼんやりしていたものを言語化することになります。この時点で、自分でも答えが見えてしまうことがよくあります。私が何も言っていないのに、話しているうちに「あ、これでいいですね」と結論が出る。珍しくありません。
2. 前提の間違いに気づける
判断そのものが間違っているケースは、実はそれほど多くありません。間違っているのはたいてい前提のほうです。「その制度、去年から変わっていますよ」「その計算だと、社会保険料が入っていません」。ここを指摘されれば、あとはご自身で正しく判断できます。
3. 前に進める
「それでいいと思いますよ」という一言に、どれだけの意味があるか。悩んでいる時間が止まって、実行に移れる。これがおそらく、一番大きい効用です。
■ 相談相手を持つのが難しい理由
では、なぜ多くの方が相談相手を持てないのか。
家族に話しても、判断の助けにはなりにくい。専門的な内容だと理解を求めるところから始まりますし、事業の不安を話せば心配させます。だんだん話さなくなります。
同業の知人には、聞きにくいことがある。価格や取引先の話は、利害が絡みます。弱みを見せる形にもなります。
専門家には、頼むほどのことかと迷ってしまう。これが最も多い理由だと思います。時間制で相談料がかかると、「この程度のことで連絡していいのか」と考えて、結局聞かない。そして小さな疑問が積み重なっていきます。
相談できるかどうかを決めているのは、相手の能力よりも「聞いていい」と思えるかどうかです。
■ 環境として持っておく
以前、自宅で仕事をしている個人事業主がレンタルオフィスに移った理由という記事を書きました。集中できない、来客に困る、仕事と生活の境目がない。あれは物理的な環境の話でした。
今回書いているのは、それとは別の話です。場所の問題ではなく、判断を一人で抱えなくていい状態を持てるかどうか。
レンタルオフィス・プラスエスは、税理士である私自身が運営しています。オフィスをご利用いただいている方は、メールでの経営相談を回数無制限でお使いいただけます。
回数無制限にしているのは、まさに「聞くほどのことか」で迷ってほしくないからです。1回いくらという設計だと、小さな疑問が全部こぼれ落ちます。そして実際には、その小さな疑問こそが後で大きな問題になる。
弁護士、社労士、司法書士のご紹介もできます。税務以外の判断で行き詰まったときの出口も用意してあります。
■ まとめ
・会社員時代の決裁プロセスは、判断を外から検証する仕組みでもあった
・独立すると、その仕組みがなくなる
・負荷は「決められない」「決めたあと確信が持てない」「判断の量が多すぎる」の3つ
・相談の価値は、正解をもらうことより、考えが整理され前に進めること
・相談相手を持てるかどうかは、「聞いていい」と思えるかで決まる
一人で事業をやることを選んだ方に、「誰かと一緒にやりましょう」と言うつもりはありません。一人でやる自由には、それを選ぶだけの理由があるはずです。
ただ、一人で決めることと、一人で抱え込むことは違います。判断はご自身がすればいい。その手前で、少し話を聞いてくれる相手がいるだけで、進み方はずいぶん変わります。
志木駅から徒歩3分。7日間の無料お試しを受け付けております。まずは一度、部屋と環境をご覧になってみてください。
自己紹介
竹澤 直樹
運営者プロフィール
税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人 社員税理士(役員)WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ 代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任
高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所(現 東京中央税理士法人)で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻(修士)を修了。
2015年税理士登録
趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。
著書
「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
(かんき出版)
運営会社
- 会社名
- 合同会社 ライズアビリティ
- 代表者名
- 代表社員 竹澤直樹
- 住所
- 埼玉県志木市本町5-23-24 第3本吉ビル4階
- 法人設立年月日
- 令和1年6月4日
- 資本金
- 100万円