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休眠したら申告も税金もいらない?

「会社が休眠中だったら、税金は出ませんか」

志木市でレンタルオフィスを運営している税理士の竹澤です。

諸事情あって、会社は残っているけど全然活動していないことがあります。
そういった場合でも、確定申告したり税金を払う必要はあるのでしょうか。

教科書的には「休眠でも申告は必要」となりますが、申告するのも手間とお金がかかるので、申告しなかった場合のデメリットを説明しました。

デメリットは、
・青色申告の取り消しになること
・青色申告の取り消しになると、その後赤字になった場合の損失の繰り越しができなくなること
ですね。

そのため、将来的に会社を復活させることがないのであれば、確定申告しないで放っておくという選択肢もあると思います。
もちろん、利益が出ているのに申告しないと問題が大きくなるので、あくまで売上も経費もない場合です。

また法人は赤字の場合でも地方税均等割という税金が約7万円かかります。
ただし休眠の場合は、その旨を県税事務所(地方税の申告先)に伝えると均等割が免除されます。
休眠中でも申告だけはしてこうという場合は、せめて7万円の税金だけは免除してもらうように手続きしておきましょう。

なお、12年以上登記をしないままだと、休眠会社として法務局の方で解散手続きを進め、会社が閉鎖(消滅)します。
良くない考えですが、勝手に解散手続きしてくれるなら任せるということもありですね。

自己紹介

竹澤 直樹

竹澤 直樹

運営者プロフィール

税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人 社員税理士(役員)WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ 代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任

高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所(現 東京中央税理士法人)で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻(修士)を修了。
2015年税理士登録

趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。

ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ

著書

「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
(かんき出版)

運営会社

会社名
合同会社 ライズアビリティ
代表者名
代表社員 竹澤直樹
住所
埼玉県志木市本町5-23-24 第3本吉ビル4階
法人設立年月日
令和1年6月4日
資本金
100万円