ビジネスサポートブログ

クラウド会計は使うべき?

「クラウド会計って便利ですか」

志木市でレンタルオフィスを運営している、税理士の竹澤です。

会計ソフトには、デスクトップ型(ソフトをインストールするタイプ)とクラウド型(ウェブ上でログインするタイプ)があります。
今日はクラウドに切り替えを検討しているという相談だったので、メリット・デメリットの話をしました。

まずデスクトップ型のメリットは動きが早いことです。クラウドはウェブ上で動かすため、入力する時などタイムラグが出ます。
そのため、簿記がわかっていてスイスイ入力できる人は、デスクトップ型の方が良いです。
体感ですが入力が早い人がクラウドにすると、作業時間が3倍くらいになります。

またデスクトップ型の会計ソフトはかなり昔からあり、何年もバージョンアップを重ねているので、操作がしやすかったり便利機能がついていたりします。

クラウド型のメリットは、やはり仕訳の自動作成です。簿記がわからない人や作業の自動化が好きな人に合っています。
使いこなせば、99%データ連携や取り込みで仕訳を作れます。

デスクトップ型のソフトでもCSVデータの取り込みなどできますが、クラウドの方がスムーズです。

普段両方使っていますが、デスクトップ型からクラウド型へ移行する場合の感想としては、
・クラウドは何人でも同時に使えるのは便利
・ただ遅いので、入力や訂正にはストレスがたまる
・自動連係は便利だが、間違いに気づきにくい(設定次第で、ずっと間違えたまま進む可能性あり)
・クラウドは紙で印刷する前提がないので、なんでも紙で確認したり保管する会社には向かない
・昨日のバックアップデータに戻るといったことはできないので、変な修正や削除をすると直すのが大変
・他の会計ソフトからの移行やデータの切り出しは充実している

経理担当がいる会社はデスクトップ型で、社長が経理をする場合や自動化したい場合はクラウド型にしましょう。

自己紹介

竹澤 直樹

竹澤 直樹

運営者プロフィール

税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人 社員税理士(役員)WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ 代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任

高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所(現 東京中央税理士法人)で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻(修士)を修了。
2015年税理士登録

趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。

ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ

著書

「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
(かんき出版)

運営会社

会社名
合同会社 ライズアビリティ
代表者名
代表社員 竹澤直樹
住所
埼玉県志木市本町5-23-24 第3本吉ビル4階
法人設立年月日
令和1年6月4日
資本金
100万円