口座開設を断られたら？｜ビジネスサポートブログ｜レンタルオフィス+S（プラスエス）

ビジネスサポートブログ

今日の質問は、
「会社を作ったけど、銀行が口座開設してくれません」

ここ何年かで、
「口座を作ろうと思ったら断られた」
「審査だけで何週間もかかった」
という話が増えました。

特にマンションの１室を借りて起業したり、バーチャルオフィスを借りた場合は、断られることが多いです。

というのも、金融機関では安易に口座を開設してその口座が詐欺などの犯罪に使われると困るので、あまり口座開設をしてくれなくなったからです。

口座を作ることができた場合でも、たくさん資料を提出して仕事場を見てもらったうえで、さらにすごい時間がかかっています。

とりあえずネット銀行があれば仕事はできますが、ネット銀行だと社会保険や税金の支払いができないので、やはり店舗型の銀行口座は作っておきたいところです。

経験上、口座を作りやすくするには、以下の２つの方法があります。

１．自宅を本店所在地にする
　自宅は金融機関もちゃんとした住所としてみています。
　まずは自宅で登記して、口座ができた後に借りている事務所の住所に登記変更するという方法です。
　自宅住所が謄本に載ってしまう、住所変更でお金がかかるといったデメリットがあります。

２．先に公庫で借り入れをする
　日本政策金融公庫では創業資金の融資を行っています。
　まずはこの融資の審査を通しておいて、その後借入金の返済口座として銀行に口座開設を依頼します。
　公庫がしっかり審査して融資を認めたということで、口座を作ってもらいやすくなります。

会社を設立して、よしこれから！という時になかなか口座ができないということにならないよう、早めに金融機関へ打診しておきましょう。

レンタルオフィスプラスエスでは、利用者の方の起業や経営相談に税理士や司法書士が無料でお答えしています。
まずはお問い合わせからご連絡ください。

竹澤直樹

運営者プロフィール

税理士、コンサルタント
東京中央税理士法人社員税理士（役員）WTA事業部長
合同会社ライズアビリティ代表社員
フジ設計コンサルタント株式会社他、顧問先企業の取締役、監査役を歴任

高校卒業後に税理士を目指す。大原簿記専門学校卒業後、
田上会計事務所（現東京中央税理士法人）で働きながら、
東亜大学大学院法学専攻（修士）を修了。
2015年税理士登録

趣味は、株式投資とゴルフ
土日は犬の散歩をしながら、リフレッシュしています。
猫もいますが、エサが欲しい時しか甘えてきません。

著書

「ひとつひとつていねいに会社の数字を学ぶ」
（かんき出版）